1-11 分離の法則と交雑の結果の推定


今まで見てきたように、各個体は1つの形質について父方から受け継いだものと母親から受け継いだものの、2つの遺伝子を持って いる。この個体が子供に受け渡す遺伝子はこのうちの一方で2つの遺伝子は分離して別々の配偶子に入る。
 これをメンデルの法則の一つとして 分離の法則 という。
 分離の法則を分離比が3:1になることと書いてあるものもあるが、それは正確な 表現ではなく、分離の法則の結果として3:1になるのである。
 以上のことから、両親(P)の遺伝子型がわかれば、子( F1 )にどんな形質のもの がどんな比率(分離比)で生じるかを知ることができる。

<例題>次の交雑の結果を示せ。
     
  答え
  @F1 はすべて種子丸     AF1 は種子丸:種子しわ=1:1


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