1-9 遺伝子型と表現型


 前項をみると、親(P)の丸形と、 F1 の丸形では、同じ丸形でも遺伝子の組合せは違っていて、遺伝子の組合せにはRRとRrの2種類あることがわかる。つまり、形質 として現れるものと、遺伝子の組合せの間には1対1に対応していない場合がある。
 形質として現れるタイプを 表現型 、遺伝子の組合せを 遺伝子型 という。
 エンドウの種子の形についてみると、表現型と遺伝子型の対応は下表のとおりとなる。

 表現型   丸 形   しわ形 
 遺伝子型   RR,R r   r r 

 また、遺伝子型の場合、遺伝子の組み合せから2つに分けることができる。
  RR、rrのように同じ遺伝子の組合せを 同型接合体(ホモ) といい
  Rrのように違う遺伝子の組合せを    異型接合体(ヘテロ) という。


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