2-1 2つの形質を同時に注目した交雑実験


 エンドウの種子の形と子葉の色について同時に考えた場合、つぎの4種がある。
         

 メンデルが、種子の形が丸形で子葉が黄色のもの(丸・黄と略す。以下同様)の純系のものと、種子 の形がしわ形で子葉が緑色のもの(しわ・緑)の純系のものを交雑して、 F1 を作ったところ、 F1 はすべ て種子の形が丸形で子葉の色が黄色(丸・黄)であった。

 また、 F1 を自家受精して生じた F2 の分離比は 丸・黄:丸・緑:しわ・黄:しわ・緑が 9:3:3:1 となった。



次の項目へ  第2章目次へ