2-3 二遺伝子雑種がつくる配偶子の種類


 一遺伝子雑種では2つの遺伝子のうち一方は父親から、他方は母 親から受け取っている。そして配偶子をつくるとき、そのうち の一方のみを配偶子に入れて子孫に与える。
   二遺伝子雑種でも基本的にはまったく同じことで、これが、2つ 組み合わさっているだけである。子は種子の形に関する遺伝子 と、子葉の色に関する遺伝子を1組ずつ親から受け取っている。
 親は、種子の形に関する遺伝子と子葉の色に関する遺伝子を それぞれ1つずつもつ配偶子を作って子に与える。
 右例では種子の形に関する遺伝子はRRでホモであるので配 偶子はすべて遺伝子Rをもつ(1種類)。子葉の色に関する遺伝子はYyでヘテロで あるので配偶子にはYをもつものとyをもつものができる(2種類)。したがって配 偶子の遺伝子型はRYとRyの2種類(1×2)ができることになる。

<遺伝子型のタイプと配偶子の種類>
 (1) 2つの形質の遺伝子がともにホモの場合  (RRYY,rrYY等)
 (2) 片方の遺伝子型がホモで片方がヘテロの場合(RrYY,rrYy等)
 (3) 2つの形質の遺伝子がともにヘテロの場合 (RrYy,TtBb等)


   

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