2-7 二遺伝子雑種の遺伝子型の推定


 検定交雑以外の交雑において遺伝子型を推定するには前項の<検定交雑の考え方  その2>のように、1つずつの形質について別々に考えればよい。

<例題> 種子の形が丸形で子葉の色が黄色のもの(丸・黄)と種子の形がしわ形 で子葉の色が黄色のもの(しわ・黄)を親(P)として交雑したら、丸・黄、丸・緑、しわ・黄、 しわ・緑が3:1:3:1で生じた。交雑したPの遺伝子型を推定せよ。

<解法>種子の形のみに注目すると、Pは丸×しわ、 F1 の分離比は黄:緑 =3+3:1+1=3:1となり、Pの遺伝子型は Yy×Yyであることがわかる。(3:1になるのはYy×Yyの時しかない。)

 以上のことから、Pの遺伝子型は丸・黄がRrYy、しわ・黄がrrYyであるこ とが推定される。

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