3-1 n性雑種の考え方


 同時に扱う形質が3つ以上の場合でも、1つの場合の組み合せであると考えると、 理解することができる。

○ 遺伝子型と表現型

1対の対立形質を2つの遺伝子記号を使って表すので、n対の対立形質は 2n個の遺伝子記号で表すことになる。

例 RrYYtt     三性雑種(種子丸・子葉黄・茎低)
AaBBCcDd・・・・・ n性雑種

○ 配偶子の種類

AABBCC ・・・・・・ ABC (1種類)
AaBBCC ・・・・・・ ABC,aBC (2種類)
AaBbcc ・・・・・・ ABc, Abc, aBc, abc (4種類)

1つの対立形質を示す遺伝子型がホモの場合は、その対立形質に関する配偶子 の種類は1種類である。ヘテロの場合は配偶子の種類は2種類となる。 n性雑種の場合、ヘテロの遺伝子型の数を数えれば配偶子の種類がわかる。ヘ テロの数がm個あれば、配偶子は2種類ある。

    例  AaBb     ヘテロ2個・・・・配偶子2=4種類 
        AaBBCcDd ヘテロ3個・・・・配偶子2=8種類



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