5-1 遺伝子と染色体の対応
1遺伝子雑種を考えた場合、親は2つある遺伝子のうち片方を子に与える。そして、子 は両親から1つずつ遺伝子をもらうことになる。この流れは、配偶子を作るときの相 同染色体の動きと、配偶子の合体である受精によるnから2nへの回帰の現象と一致 している。サットンらは、このことに注目して「遺伝子は染色体に存在する」という 「遺伝子の染色体説」を提唱した。
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