<問題10>
エンドウの種子の形質に関する遺伝について、次の各問いに答えよ。
(1)エンドウの種子の外側を包んでいる薄い皮(種皮)は、胚珠の壁(珠皮)に由来
するもので、親植物の組織であり、それに包まれている子葉や幼根など、まめの本体(胚)
は子のからだである。したがって、一粒のまめでもその種皮と子
葉とは違った世代に属している。
いま、しわ粒で種皮が灰褐色の純系の個体から得た花粉を、丸粒で種皮が無色
の純系の個体のめしべに受粉させたときに生じるまめの形質はどうなるか。
次の@〜Cのうちから正しいものを一つ選べ。ただし、種皮を灰褐色にする遺伝子Bは、 無色にする遺伝子bに対して優性である。
@丸粒・灰褐色 A丸粒・無色 Bしわ粒・灰褐色 Cしわ粒・無色
(2) (1)の交配で生じたまめを翌年まいて、自家受精させたときに生じるまめの形質の 分離比はどうなるか。次の@〜Fのうちから正しいものを一つ選べ。
丸粒・灰褐色:丸粒・無色:しわ粒・灰褐色:しわ粒・無色=
@1:1:1:1 A1:0:0:0 B0:0:1:0 C3:0:1:0 D0:3:0:1 E1:3:3:9 F9:3:3:1 (58 共通一次)
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