<問題28の解答>
(1) Aa
(2) 雌: 三毛 Aa,
黒 aa,
白黒ぶち Aa
(黒茶まだら aa )
雄: 黒 aa,
茶 aa,
白黒ぶち Aa,
白茶ぶち Aa
それぞれ同じだけ生じる
解説
遺伝子型と表現型の対応は次のようになる。
雌
AA, Aa |
白茶ぶち |
AA, Aa |
三毛(白、黒、茶) |
AA, Aa |
白黒ぶち |
aa |
茶 |
aa |
茶黒まだら |
aa |
黒 |
雄
AA, Aa |
白茶ぶち |
AA, Aa |
白黒ぶち |
aa |
茶 |
aa |
黒 |
問題文の「三毛の雌と、黒の雄(遺伝子型a/a,b)とを交雑したところ、三毛、黒、茶、白黒ぶち、白茶ぶちが生まれた。」
から、まず、親の遺伝子型を推定する。
黒の雄の遺伝子型は、 aa だから、
この親が作る配偶子は、a と a。
三毛の雌の遺伝子型には、AA, Aa
の2種類があるが、子に黒や茶のように白が入っていないもの(遺伝子型aa)が生まれているので、
Aa であることがわかる。つまり、この三毛の雌が作る配偶子の遺伝子型は、
A、
A、
a、
a の4種類である。
したがって、この場合の交雑は次のようになる。
|
A |
A |
a |
a |
a |
Aa
♀三毛 |
Aa
♀白黒ぶち |
aa
♀黒茶まだら |
aa
♀黒 |
a |
Aa
♂白茶ぶち |
Aa
♂白黒ぶち |
aa
♂茶 |
aa
♂黒 |
雄と雌を別々に考えると、それぞれ4種類のものが同じ比率で生じる可能性がある。
※ここで、 aa ♀黒茶まだら は、実際には子に生じていないが、
出てくる可能性がある。大量の子を生まない動物では、可能性のあるものすべてが子に生じるとは限らない。
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