6-9 三点交雑


  実際に染色体上の遺伝子間の位置関係を決定する場合、次のような三点交雑という方法が用いられる。

<例>A−B間のくみかえ率が5%、B−C間のくみかえ率が2%であったと する。

  これだけのデータからは、遺伝子の配列順序がA−B−Cの順なのか、A −C−Bの順であるのか判定できない。ここで、A−C間のくみかえ率が 7% であれば、遺伝子の配列順序はA−B−Cであることがわかり、A−C間のくみ かえ率が3%であれば、遺伝子の配列順序はA−C−Bであることがわかる。

●A−C間のくみかえ率が 7%のとき
       5%    2%
   ─┼──────┼──┼─ 
    A      B  C


●A−C間のくみかえ率が 3%のとき
     3%  2% 
   ─┼───┼──┼───── 
    A   C  B


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