<問題37のヒント>

 4組の対立形質に関する問題なので、やや複雑であるが、順序よくやってい けば解ける問題である。

解法の指針
1.遺伝子記号を使って表を書き直す
2.2つの遺伝子に注目して表をまとめて、 くみかえ率 を求める。
3.くみかえ率から遺伝子地図を作製する


解法のヒント

1.まず、表の表現型を対応する遺伝子記号で置き換えてみる。

表現型
柱頭の色 葉の厚さ 葉の色 丈の高さ 個体数
300
280


以下のように書き直す。

表現型
柱頭の色 葉の厚さ 葉の色 丈の高さ 個体数
300
280


2.次に、4組の遺伝子のうち、2対の遺伝子に注目して、表を作り直す。

(1)遺伝子A(a)と遺伝子B(b)を考える(C(c)とD(d)は無視する)

柱頭の色 葉の厚さ 個体数
280+130+ 70+ 20= 500
70+ 20+290+120= 500
70+ 20+290+120= 500
300+110+ 70+ 20= 500

 表から、ABについてのくみかえ率を計算すると50%になる。つまり、遺伝 子A(a)と遺伝子B(b)は独立(別々の染色体にある)であることがわかる。

 次の(2)〜(6)について、同様に表を作ってみて、2つの遺伝子間のくみかえ 率を求める。
 (2)遺伝子A(a)と遺伝子C(c)
 (3)遺伝子A(a)と遺伝子D(d)
 (4)遺伝子B(b)と遺伝子C(c)
 (5)遺伝子B(b)と遺伝子D(d)
 (6)遺伝子C(c)と遺伝子D(d)

3.くみかえ率から遺伝子地図を作る。


くみかえ率は2対の遺伝子について求める。

くみかえ率が50%→独立、くみかえ率が50%でない→連鎖している


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