6-6 組換え率(組換え価)
ある生物で、連鎖がみられる2つの遺伝子間で組換えが起こる頻度は、
一定である。組換えの起こる割合を組換え率または組換え価といい、次の式で求められる。
組換えの結果生じた配偶子数
組換え率(%)=──────────────── ×100
全配偶子数
実際には、配偶子を調べることはできないことが多いので、検定交雑を行
なって、分離比から配偶子の比率を求めることになる。そこで、組換え率は次
のように書くことができる。
組換えの結果生じた個体数
組換え率(%)=───────────────×100
全個体数
y1+y2
=───────────────×100
x1+y1+y2+x2
x:非組換え型 y:組換え型
組換え率50%ということは配偶子が、1:1:1:1で生じたことになり、こ の場合は2つの遺伝子の間に連鎖がなく、独立の関係にあるといえる。また、組換え率が0%のときは、組換えがおこらない完全連鎖の場合である。
組換え率は50%をこえないことになる。
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