解説
(1) 本文にABO式血液型と同じとあるので考えやすい。R型はP型の斑紋とQ型の斑紋をあわせもっているので、遺伝子型PQであると考える。つまり、O型はOO。P型はPPかPO、Q型はQQかQO、R型はPQである。
(2) a.□ ×□ →P型(PPかPO)とQ型(QQかQO)のみとなるのは、PQ×OOのときのみである。
b.□ ×□ →Q型(QQかQO)とO型(OO)のみとなるのは、親はPをもっていなくて両親ともにOをもつ場合である。つまり、QO×QOまたはQO×OOである。
c.□ ×□ →O型,P型,Q型,R型のすべてが出るのは、PO×QOの場合のみである。
(3) 「遺伝子座」は遺伝子の位置と考えてよい。相同な染色体上の,対応する一つの位置に一つずつ存在している。
(4) もし遺伝子Pが遺伝子Qに対して優性であると仮定したら,遺伝子型PQはP型になってR型は出現しないことになる。