<問題21> ヒトの血液型に関する次の文章(T・U)を読み,次の間に答えよ。
I ヒトのABO式血液型の遺伝については,はじめは独立に遺伝する2対の対立遺伝子Aとa,Bとbによって決まり,顕性遺伝子AはA型物質を,また顕性遺伝子BはB型物質をつくり,潜性遺伝子aとbは血液型物質をつくらないという考えで説明されていた。
(1)Tの考え方に従えば,O型の遺伝子型はどうなるか。次の@〜Dのうちから正しいものを1つ選べ。
@ AABB A aaBB B Aabb C aabb D AaBb
(2)両親が次のア又はイの血液型である場合,Tの考え方によると,子の血液型(表現型)にはどのようなものが予想されるか。そのすべてを示すものを下の@〜Eのうちから1つずつ選べ。
ア 両親がともにA型である場合
イ 両親がA型とAB型である場合
@ O型とA型 A O型とB型 B A型とB型
C O型とA型とB型 D A型とB型とAB型 E O型とA型とB型とAB型
U その後,多くの調査からTの考え方は誤っており,現在のようにA,B,Oの3つの複対立遺伝
子によることがわかった。
(3)次の文章中のア,イに入れるのに適当なものはどれか。それぞれの解答群のうちから1つずつ選べ。
TとUの考え方で,結果が異なることがある両親の組み合わせの一つは[ア]である。またUの考え方に従うと[ア]の両親から生まれるどの子にもあり得ない血l液型の組み合わせは[イ]である。
[ア]の解答群
@ O型とA型 A O型とB型 B A型とA型 C A型とB型 D O型とAB型
[イ]の解答群
@ O型とA型 A O型とB型 B A型とB型 C O型とAB型 E A型とAB型
(センター試験)
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