<問題33>  ある植物の草丈(高いものと低いもの)と花の色(赤、ピンク、白)の遺伝について調べたところ、両者ともにそれぞれ1対の遺伝子によって決まることがわかった。草丈は高いものに対応する遺伝子Tが低いものに対応する遺伝子t に対して顕性であり、メンデルの顕性の法則が成り立つ遺伝である。花の色に関 しては中間遺伝でBBのとき赤花、Bbでピンク花、bbで白花となる。また、 T(t)とB(b)は同じ染色体に存在することがわかった。
 いま、遺伝子型TTbbの草丈が高く白花のものと遺伝子型ttBBの草丈が低く赤花のものとをかけあわせてF1をつくったら、 F1はすべて草丈が高いピンク花のものになった。 
  F1に遺伝子型ttbbの草丈が低く白花のものをかけあわせたら、次の4種類のものが、それぞれ示された数だけ生じた。あとの各問に答えよ。

   草丈が高くピンク花のもの  32   草丈が高く白花のもの 149
   草丈が低くピンク花のもの 151   草丈が低く白花のもの  28  

(1) この2つの遺伝子TとBのように、同じ染色体上にある遺伝子の間には何の関係があるというか。
(2) F1の遺伝子型を記せ。
(3) 遺伝子T(t)とB(b)の間のくみかえ率を求めよ。
(4) F1を自家受精させてできるF2には、どんなものがどんな分離比で生じる か。
(5) TとBと同じ染色体に存在する遺伝子Fがある。遺伝子TとFのくみかえ 率が3%であるとき、染色体上での遺伝子T、B、Fの位置関係として考えられ るものをすべて図示せよ。 

ヒントをみる      解答をみる 
次の問題に進む    他の問題を飛ばして付録1に進む