<問題34> カイコガの幼虫では、体色の黒色と白色、血液の色の黄色と白色とはそれぞれ対立形質である。白体・黄血のものと黒体・白血のものを交配すると、F1
はすべて黒体・黄血のものを生じた。F1の雌に白体・白血の雄を交配した次の
代では、個体数で 103(白体・黄血)、109(黒体・白血)となり、F1の雄に白
体・白血の雌を交配した次の代には、個体数で 48(白体・白血)、139(白体・
黄血)、143(黒体・白血)、46(黒体・黄血)生じた。
(1)体色に関する顕性遺伝子をA、血液色に関する顕性遺伝子をBとして、最初の交配に用いた両親の遺伝子型を示せ。
(2)F1の雌と雄を交配すると、F2には黒体・黄血、黒体・白血、白体・黄血
、および白体・白血のものがそれぞれ全体の何%ずつ生ずると期待されるか。
(3)F2に生ずる黒体・黄血のもののうち、最も多く生ずると思われるものの遺伝子型は何か。また、その遺伝子型のものが、黒体・黄血のものの全体のうちで占める割合は何%になると期待されるか。
(九州大)
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