<問題37>  ある植物がもつ4組の対立形質の関係を調べるために検定交雑をしたとこ ろ、次の代の表現型について下の表のような結果が得られた。柱頭の黄色(A)の ものは紫色(a)に対して顕性、葉の厚いもの(B)は薄いもの(b)に対して顕性、 葉の緑色のもの(C)は黄色(c)に対して顕性、そして丈の高いもの(D)は低いも の(d)に対して顕性である。いま遺伝子型AaBbCcDdのものと、遺伝子型 aabbccddのものを交雑させて検定交雑したところ、結果は下表の通りと なった。
(1) 交雑結果にもとづいて、ABCDのうち連鎖関係にあるものとないものを区別し、記号で記せ。
(2) 交雑結果のうちで、連鎖関係にある遺伝子間に組換えが起こらなかったものをすべて選び出せ。
  @それらの表現型の記号を選び記せ。
  Aそれらの個体数の合計を記せ。
(3) 交雑結果のうちで、連鎖関係にある遺伝子間に組換えを起こしたものを 選び出せ。
  @一重のくみかえが起こったものの表現型は何種類あるか。
  A二重のくみかえが起こったものの表現型は何種類あるか。 
(4) 連鎖関係にある遺伝子間の距離を記入した連鎖地図(染色体地図)を記せ。

1982 広島大

表 現 型 個体数
柱頭の色 葉の厚さ 葉の色 丈の高さ
300
280
70
70
110
130
20
20
290
290
70
70
120
120
20
20
合計  2000


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