高校「生物基礎」教科書に関する資料

 このページでは、高校「生物基礎」教科書の関連資料をとりあげます。


2022年1月の日本生物教育学会で発表する内容の関連資料です。

「生物基礎」教科書と授業展開を考える  
⇒発表要旨(要旨集原稿)
           
西郷 孝(生物教育研究所,名城大学農学部非常勤講師)

現在作成中です。順次加筆していきます。未完成の資料もあります。

2022年4月から始まる高等学校の学習指導要領の「生物基礎」の教科書は、5社から11冊出ています。
このうち、各社の「主力商品」と思われるものを1冊ずつ5点を選んで資料を作成しました。
資料1以外は教科書A〜Eとしてあります。

資料1 「生物基礎」教科書の「ウリ」(宣伝用のキャッチフレーズ) 
   「新指導要領準拠」は当然だが、動画等へのリンクの記載も多い。「入試対応」の記載もみられる。

資料2 「生物基礎」教科書内のQRコードの数と内容(遺伝子分野)
    QRコードの数やリンクの仕方に違いが見られる。予備校講師による動画が多く取り入れられているものもある。

資料3 「生物基礎」教科書内の「発展」の割合と内容(遺伝子分野)
    2〜3割のページが「学習指導要領外」の「発展」に充てられている。中には「基礎」としては詳しすぎると思われる内容もある。

資料4 旧課程「生物基礎」教科書における「発展」の変遷(初版と改訂版の比較)
    初版では項目数、ページ数の割合にかなりの違いがあったが、改訂版では「横並び」となった。

資料5 「生物基礎」教科書内の「参考」について(遺伝子分野)(体内環境分野)
    「発展」以外は学習指導要領の「範囲内」の扱いなので、教科書のバラツキは注目すべきかもしれない。

資料6 「生物基礎」教科書における「重要用語」の扱い

    日本学術会議提案の「重要用語」(ゴチック)に比べ、教科書では多くの用語がゴチックになっている。


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