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落射式トランスイルミネーターの作り方
原理は簡単なので、下図のようなものを作れば良いのです。
作り方の概要
用意するもの
外箱(上蓋と下底)
2つの箱を組み合わせるだけです。大きさの指定はありません。何でも良いです。
上蓋と下底はぴったり合わせることが大切なので、上蓋を決めて、下底をそれに
合わせて段ボールで作った方がうまくいきます。
オレンジフィルターと青色LEDユニットを取り付ける前の上蓋と、ディスポペト
リ皿を取り付ける前の下底の内側を、それぞれ黒色スプレーで黒く塗ります。
電気泳動装置がすっぽり入る上蓋を作ると、泳動中のゲルを観察することもで
きます。
青色LED基板
基板(84mm×84mm ユニバーサル基板 を切って使います)
基板の固定には両面テープを使います。
青色LED 9個×2=18個
Amazonで【100個入り】 LED 5mm 青色 砲弾型 14000〜16000mcd
600円 を買いました。
電気抵抗 120Ω 3×2=6本
基板を切断する道具(プラ用ノコギリ・・カッターでは切れません)
ハンダとハンダごて(電子部品用)
必要に応じて・・・テスター、ワニ口クリップ
ACアダプター 12V 1A 小型のもの、電源コード
オレンジフィルター
透明アクリル板(オレンジ)
ディスポペトリ皿 1組
ミニゲルが入るディスポペトリ皿を使います。底側のものを下に伏せて、その上
に蓋側のものを上向きに接着剤で接着します。(ミニゲルを載せたディスポペト
リ皿がすっぽりはまります。)
実際の作り方
1.外箱を作る
2つの箱を組み合わせるだけです。大きさの指定はありません。何でも良いです。
上下に動かして調整するため、上蓋と下底はぴったり合わせることが大切。
上蓋の中央にオレンジフィルター用の正方形の窓を作るが、左右の部分は
LEDの目隠し用に少し残して折り曲げると良い。
上蓋のLED基板の台を取り付けた段階で、下底と一緒に内側を黒色スプレーで
黒く塗る。
2.青色LED基板の配線図
LED1個に3Vかかるように、LED3個と120Ω抵抗を直列につなぎ、
これを3セット並列に接続します。
※ LEDを4個直列にすれば良い気がしますが、安全のため抵抗を入れます。
※「安全のため」とは、何らかの原因でLEDに負荷がかかって壊れたとき、
断線する場合だけでなく、ショートする場合があるからです。
(実際には、3個や4個すべてが壊れてショートすることはない気がしま
すが・・・)
3.基板を切断する
84mm×84mm ユニバーサル基板を 3列ずつになるように切断します。
4.基板にLEDと抵抗を取り付ける
基板にLEDと抵抗をハンダづけして接続します。
※ LEDは 足の長い方がアノード(+)で、短い方がカソード(−)です。
1ユニット(LED3つと抵抗)を取り付けたら、12V電源と接続して確認すると
良いです。
きれいにできていなくても、確実に接続されていれば問題ありません。
最後に、テスターでショートしていないか確認し、点灯させてみます。
5.上蓋に基板とオレンジフィルターを取り付ける
基板にリード線を付け、上蓋の内側に、ある程度の角度を付けて固定します。
三角形の台を作って両面テープで固定します。
(ハンダ付け面なので、厚みのある両面テープがベター。)
オレンジフィルターも取り付けます。
注) この写真は最初の試作機で、抵抗がありません。
6.下底にディスポペトリ皿を取り付ける
下底に、ディスポペトリ皿を固定します。
ディスポペトリ皿の底側のものを下に伏せて、その上に蓋側のものを上向きに
接着剤で接着します。位置は、上蓋の窓との関係で決めます。
使い方
1.上蓋をはずし、下底にゲルをセットする。
電気泳動済みのゲルを、ディスポペトリ皿に入れ、ペトリ皿ごと下底のペトリ皿
の上に載せる。(ぴったりはまる)
LEDユニットが左右になるように載せる。
2.上蓋をはめてLEDを点灯させる。
オレンジフィルターを通してみると、バンドが光って見える。
3.上蓋と下底の位置を変えて、よく見える位置にする。
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